参照にしてはいけない、名古屋帯の染み抜き
皆様こんにちは。
大阪八尾市の週末着付け教室・キモノハジメかえる堂です。
日常のよくある汚れには大別して「油性」と「水溶性」があるそうです。
「油性」・・・皮脂、油はね など
「水溶性」・・・汗
脂分が含まれない食品も水に溶ければ「水溶性」ですよね。
(泥やお抹茶といった細かい粒子は油性ではないと思いますが、粒子が繊維に入り込んでなかなか取れないので水溶性と言えるのかどうか??正確には判らないです・・・今度、悉皆屋さんに確認してみます。)
帯についた汚れを自分で取ってみる。
ずいぶん前に、正絹の名古屋帯のお腹の箇所に染みをつけてしまいました。目立つ染みと、細かいツブツブ。
何のシミなのかよく分からないのですが、食べ物系だと思います。
根拠なく(←かなりテキトー)「油性やな!」と勝手に判断してベンジンで落とすことに・・・
ベンジンをたっぷり染み込ませた布で、シミをトントントン・・・
落ちない(´-ω-`)
ベンジンで落ちないということは、どうやら、水性のシミだったようです。
ということで、水をたっぷり染み込ませた布でトントントン・・・
※注意※
正絹に水を使うなんて邪道極まりないので、全くオススメしません。真似しちゃだめです。
シミの下に敷いた布に汚れが移りました!
乾かして・・・
じゃん!
小さいシミは消えました。(というより、見えなくなった?)
大きめのシミは薄くなりましたが、完全に落とすことはできませんでした。
やはり、プロにお願いするのが一番いいかもしれません。
とりあえず遠目にわかりにくくなったので、暫くこれで着用することにします!!
今回、ベンジンや水を用いて染み抜きしましたが、参考にしないでください!あくまで我流、自己判断、自己責任で行っております。
ご自身で染み抜きする場合は、自己責任で行ってくださいませ。