着物の仕立て・お直しの相談 ① コートの裄が
みなさまこんにちは、かえる堂です。
ハロウィンの日、頼りにしている和裁士・着物さくさく先生に、着物についての悩み相談をしに伺いました。
偶然来られていた着物仲間のMさんも一緒に、ドーナツを頂きつつおしゃべり相談会の始まりです☆
①コートの裄を伸ばしたい
<基本データ>
・リサイクルショップで昨年初めに購入。
・裄が1寸2分(約4.5センチ)足りない。
・手縫いではなく、ミシン縫い。
・縫い代が少ない。
実は、購入したときに薄々思っていたのす。
裄をお直ししてもこれ以上は恐らく伸ばせない。
出せたとしてもミシン縫いの後のポツポツが残るかもしれない。
でも、この柄が!
こんな「どっぴゃぁ~ん」な柄のコートは他にないよ!着たいやん!
とか舞い上がって購入・・・・
とりあえずは、着物の裄をクリップでつまんで短くした上に羽織って誤魔化しておりましたが、やはりシックリ着ることができないのですね。
このまま着続けるという選択ももアリなのですが、ここは敢えて可能性を探ってみたいと思って相談しました。
色々話した結果、理想案として出たのが
『袖部分に別の布を足して、裄を伸ばす』。
あくまで理想です。なぜなら問題がありまして。
余り布がないので、足すための布を一から作らないといけない
のです・・・ハードル高過ぎです。
ハードル1
このコート、ちょっと昔の生地らしくて白地部分が真っ白ではなくなっているので、まずはデッドストックの白生地で程よく同じくらい黄ばんでるものを探さなくてはならなりません。もちろん、生地の風合いも同じようなっものがよいですよね。
ハードル2
「どっぴゃぁ~ん」な柄を同じような感じで誰かに描いてもらわないといけない。普通の染屋さんでは無理でしょう。誰に頼もう?
ほんまに実現できるのか?な話な気がしてなりませんが、夢は大きい方が楽しいですもんね。(と思い直してみる・・・)
とりあえず、もし着るならばこれまで通り誤魔化して着用、生地は気長に探すことにします。
続く
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