「お能はカッコイイものだよ!」と言いたくなる山本能楽堂見学会 ②
みなさまこんにちは、かえる堂です。
前回「お能はカッコイイものだよ!」と言いたくなる山本能楽堂見学会
の続きです
そしていよいよ、衣装体験。
さすがに全員は時間的に無理なので、お一人様のみ。
代表してTさんが体験です!
着付けてくださるのは林本さんと、同じく能楽師の井戸良祐さん
能衣装の着付けは、前と後ろ、二人で行うのが基本なのだそうです。
まずは水泳キャップみたいなのを被って下着を付けます。
着物のような腰紐は使わず、綿の入った太い紐で締めます。綿が入っているとシッカリ締まるらしい。
能衣装はとても高価。「汗で汚すなんてもっての外!」
ということで、汗取りの為下着は綿入りです。
それでも、夏の屋外等だと下着だけでは汗を吸収できず、衣装に染みてしまうこともあるそうです。
そんなときは、着物と同じように、ホットタオルでたたいて汗取りをするのだそう。
高価な衣装をホットタオルでトントンするなんて・・・小心者の私にはそんな勇気はありませぬ・・・
お次は「貞子」なストレートロングなカツラをかぶってから、ヘアセット。
出来上がったカツラを被っているのでないのです。
そして一番外側(?)の衣装を。
下前を、ぐぐぐいっっっ!!と上げて上前をかぶせて・・・
紐でぎゅっと締めます。多分正絹の紐だと思われます。結構細いかも。
じゃーん☆できあがり☆
サマになってますわよ~Tさん!
今回見た衣装がキモノと異なるのは、
・女性でも衿を詰める
・下前のツマをグイッグイ上げてしまうところ
・腰紐だけで、胸紐なしで全開
と、着付け面では大きくはこれくらいですかね?
実際に能衣装を着付けることはない(と思う)でしょうけども、比べてみると非常に面白かったです。
最後に『清経』のハイライトシーンの仕舞で締め!
長刀(ぽいのん)をブイブイ操ってカッコイイ☆☆☆
やはり生で観ると迫力が違いますね。
テレビだと迫力がイマイチ伝わってこないので「辛気臭い」ものだと勘違いされてしまうのも判るような気がします。
ケチってNHKを観てましたが、家計に無理ない程度に、これからは能楽堂に足を運ぶ事にします。
林本さん、井戸さん、ありがとうございました。
最後にわただ三代目と記念写真。
こんなに離れてても、デコが目立ってるよ~
近々に前髪を作ります・・・
ついでにこの日のお着物。
能楽堂に行くということで、張り切ってやわらか物&マジメな感じにしました。
小紋がたいしたものではないのでちょっと恥ずかしいのですけど・・・
全体おとなしめ過ぎたので、帯締めと帯揚げでイキイキ感を出してみる。
ハズしすぎたかな?と少し心配でしたが、違和感無し。
ヨカッタ☆
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